どうもまいど、あんにんです。
まるきゅうで勉強法や、勉強の教え方なんかを勉強しているわけですが、実は、我々まるきゅうProjectの人間にとっては、日常的によく使うことだったりします。
そう、季節は秋、そろそろ駒場祭の時期ですね。
となれば、ダンスの練習をするわけです。
ダンスの練習と一言で言っても、
・参考としている動画を眺めて、どういう振りなのか解析する
・分かった振りを人に教える
・人から振りを教わる
・自分の踊りを鏡で見て、ズレを訂正する
などなど、色いろあるわけですが。どう見ても「学習」のかたまりです。
とはいえ、いわゆる勉強の学習と、ダンスのような身体運動の学習では、共通点もあれば相違点もあって、今まで勉強してきたこととの対応がなかなか難しく、うまくつながりませんが、軽くだけお話をしようと思います。
(※注 : 書いてみたら結局軽くはなりませんでしたあしからずm(_ _)m)
当たり前に聞こえると思いますが、人から曲の振りを教わる時、予習してきた曲のほうが、いきなり人に習うより吸収が早いし忘れにくいということがあります。
当たり前!で終わらず、ここで、何が本質的に効いていてこの現象が起こるのか、それを解析することによって、他のことにも応用可能な学びを得ることとしましょう。
予習と言っても色々有りますが、今回は一番重い予習である(と僕が思っている)、自分で動画を見て振りをある程度解析してくるという予習をしたとしましょう。
するとこの場合、
(1)予めどんなダンスか具体的にわかっているので、教え手の話の意図がつかみやすい
(2)自らの目と頭を使い、ふりを解析してきているので、教え手の話の内容がすんなり理解できる
(3)既にある程度類似の動きを体がやってきているので、実践もスムーズに行く
こんなところだと思います。
(1)(2)(3)は、全て、吸収が早いということに影響をすると思います。
それ以上に、(2)は、忘れにくいというポイントにも寄与していると考えられます。
バフチン(Бахти́н / Bakhtin)の理論(そのうちテーマにしたいなと思ってる)によると、人から言われたことを鵜呑みにするのではなく、自身で考えて噛み砕いて、自らのものとすることこそが理解であると言われます。
(↑は私がバフチン理論として理解している「『権威的なことば』を『対話』を通して『内的説得力のあることば』にすることが『理解』である。」という文の、私による日本語訳です)
(2)では、「自らの目と頭を使い」とあるように、自身で振りを噛み砕いて、自分なりに解釈するという過程を経ています。一回この過程を経ているので、バフチンの意味での「理解」により近い状態であり、忘れにくいという現象が起こっているのではないかと思います。
さてさて、今回は仮定として、一番重い予習を課してみましたが、今の話では、自分で振りを解釈しようとすることこそが重要なのではないかという示唆が得られました。
というわけですから、予習に際して、動画をのんびり見つつ、ああ、ここはきっとこんな振りなんだなぁとか、あれこれ思っておくだけでも、十分効果があると考えられます。
また、予習だけじゃなく、復習の段階でも、言われた振りを、音源でも聞きながら自分の言葉やイメージで再構成してみると、忘れにくくなるんじゃないでしょうか。
あなや素晴らしき学習の理論。
何にでも応用が効くってところが最高ですね。
今回はひたすらダンスの話を書いてみましたが、別に、ダンスは任意のものに置換可能です。
もう一度、今回の記事で大事なことを言っておくと、
自分の頭で解釈しようとする試みが一番大事
ということです。
みなさんも参考になさってください。
最後に、我らがまるきゅうProjectは、今年度の駒場祭にも参加します。
毎度おなじみコスプレダンス東大踊々夢は、
正門広場にて、以下の時間で
そして、1年ぶりの復活となる、ミュージカル「テニスの王子様」再現してみた 2の方は、メンバーも新たに
正門広場にて、以下の時間で
となっております。
是非皆様ご観劇のほどよろしくお願いします。
このblogは、駒場祭が終わり、次の勉強会を行うまではしばしお休みに入ります。
次の更新も楽しみにお待ちいただけたら幸いです。
それでは!
今回も、あんにんがお送りいたしました。