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2016年1月4日月曜日

やる気が湧かないときの対処法

あけましておめでとうございます。
昨年から始めたこのblogですが、本年もよろしくお願いします。
はい、ぼくです。あんにんです(^^)


さてさて、とても忙しい時期になってまいりました。
我々にとって、年末はさほど忙しくないんですよね。これからなんです。
受験生はそろそろセンター試験、学部4年生、修士2年生、博士3年生は、学位論文の〆切が迫ってきています。
これはヤバイ。

でも、やらないといけないことはたくさんあるのに、なかなかやる気が起きない!
ありますよね。
どうしてそのようになってしまうのか。それを前回の勉強会 で話し合ったわけです。
その中で、どうしてもやる気が起きない時のための対処法で、僕が特に気に入ったものが2つあるので紹介します。
(※これらは、前回の記事にある4つの対処法には当たらないものです。たまには(?)ふざけてみて、話し合いの中で出てきたおもしろびっくり対処法を紹介してみようかなという記事です。)


【その1 血反吐理論】
これは、結構頑張ってきたけど、そろそろバテてきた…って時に使える方法です。
具体的な話に行く前に、少しだけ確認しておきましょう。
今まで自分の人生で、何かを成し遂げた!達成感!という瞬間を思い出してください。その時はたいてい、その直前にかなり頑張っていたはずです。そう、それこそ、血反吐が出るほどにがむしゃらに努力していたはずです。思い出しましょう。

さて、実際の血反吐理論は、疲れてきた時に次のように考え方を転換することで、ハイになり、バリバリ作業を進める方法です。

結構頑張ってきたので疲れた
→もう疲れた、やめたい
→いや、まだだ。まだ血反吐が足りない!
→そうだ!成功の前には常に血反吐があったんだ!!
→まだ血反吐が出てないじゃないか!!!まだやれる!!!!まだやれるぞ!!!!!
→うう!!!!!辛い!!!!!!!!血反吐出てきた!!!!!でも!!!!!!!!成功は!!!!!!!!!目の前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
→頑張る!!!!!!!!!頑張るうううううう!!!!!!!!


はい。
こんな感じです。
効きそうでしょ?
合う人には合うと思います。ちなみに僕には合いません。
テンションで乗り切る型の人は、テンションで乗り切っちゃいましょう(^^)


【その2 感情喪失メソッド】
これは至って簡単な方法です。
やらなきゃいけないのにやりたくない…やだ……でもやらなきゃ………(2時間経過)
みたいなときに使えます。
これはたったの3ステップです。

(1)まず感情を喪失します。
(2)やるべきことをやる機械と化します。
(3)やります。

以上です。ね、簡単でしょ?





と、マジメな題材を掲げつつ、ゲラゲラ笑いながらこんなことを話して、でも最後にはまたマジメにいろいろ考える、そんな勉強会の報告でした。
頑張らないといけない皆さん!(僕もですが)
今年も頑張りましょう!

2015年12月21日月曜日

人はなぜ誘惑に負けるのか

お久しぶりです!!いのえりです!!
皆さんその後の進捗はいかがでしょうか・・・・・・。



えー、18日に、第3回勉強会が開かれました。
早いもので、もう3回目!!
今回の発表担当者は・・・・・・


なんと!


私!


・・・・・・というわけで、どのような内容だったのか、皆さんも、とーーーーっても気になると思いますので、ここで紹介したいと思います。

今回のテーマは「人はなぜ誘惑に負けるのか」です。
皆さんは、
「テスト勉強しなきゃいけないのにスマホをいじってしまう」
「節約しなきゃいけないのに衝動買いをしてしまう」
「ダイエットしなきゃいけないのに高カロリーの食べ物を我慢できない」
そんな経験をしたことはありませんか?
多くの方は思い当たる節があるのではないでしょうか。
何人かの方は今まさにそういう状況かもしれませんね~~~(-_-;)
我々はなぜこうも、ダメだと分かっていても誘惑に負けて自滅的行動をとってしまうのでしょう?
どうしたら誘惑に打ち勝つことができるのでしょう?

そんな疑問に答えてくれるのが、ジョージ・エインズリー著の「誘惑される意志」という本です。これは、心理学や経済学等、あらゆる研究分野の観点から、人の意志の弱さの原因について分析された本です。
彼は、人の「意志」というものは、異時点間の自己の交渉である、と説いています。
皆さんは「囚人のジレンマ」をご存知ですか?
共犯者の囚人Aさんと囚人Bさんが別々の部屋で取調べを受けるとします。それぞれ「自白すれば君の罪だけ軽くしてあげよう」と言われた場合、二人にとっての最大の利益が得られるのは二人そろって沈黙することのはずです。しかし、相手が裏切る可能性がある以上、自白する方が利益になるのではないか、と葛藤します。
これを、「囚人のジレンマ」というんです。
この囚人Aさんと囚人Bさんの関係(囚人のジレンマ)が、現在の自分と将来の自分との間でも起こっているのだ、と彼は言います。
つまり、現在の私という囚人Aは、将来の私という囚人Bを、裏切るべきか否か、常に葛藤しており、その交渉こそが「意志」なのだと、そういいます。
この考え方を異時点間交渉理論と呼びます。
テスト勉強をせずにスマホをいじっている今この瞬間、皆さんはテスト当日の自分を裏切っているわけです!!!!!
ああ、裏切られてかわいそうなテスト当日の皆さん・・・・・・。

ではなぜ、我々はかくも簡単に将来の自分を裏切ってしまうのでしょう?
葛藤はどこへいってしまったの~~~???

突然ですが、皆さんは、どちらかもらえるとしたら、「すぐに換金できる1万円の小切手」と、「保証付きだが3年後まで現金化できない2万円の小切手」と、どちらを選びますか?
では、「6年後に現金化できる1万円」と「9年後に現金化できる2万円」ならどちらを選びますか?

1つ目の質問には前者、2つ目の質問には後者、と答える方が多いのではないでしょうか。
実際今回の勉強会参加者の間でもそのような結果になりました。
参加者の半数以上が、「少なくても今すぐお金が欲しい。6年後や9年後になれば、もう大差ない」という感覚をもったようです。
これこそが、我々が将来の自分を簡単に裏切ってしまう原因なのです。
つまり、人は、報酬が得られる時期が将来になればなるほど、その価値を低く評価する(どうでもよくなってしまう)傾向があるのです。
そのために、将来の大きな報酬よりも、劣る早期の報酬の方が魅力的に見え、そちらを選んでしまうわけです。
これを「一時的な選好」と呼びます。
そして一時的な選好の積み重ねが、自滅的行動につながります。

それでは、どうしたら、一時的な選好を回避できるのでしょう?
著者は解決方法として、

①自分の心理以外の縛りや影響を見つけること
②自分の関心を操作すること
③心の準備をすること
④意志力による解決(信念の構築、他人への共感、意図的な間接性)

の4つを挙げています。

①は、例えば、親に勉強する姿を見張ってもらったり、友人とテストの点数を競争したりすること
②はスマホをいじりたいという自分の感情自体を否定するようなこと
③は嫌いなテスト勉強の良い点を頑張って探して好きになろうとすること
④は憧れの人を目標にしたり、目標をあえて段階的なものにして途中でくじけてしまわないようにすること
です。
②や③は、「それができたら苦労しないよ!!!」と思う方も多いでしょうが、①や④は今日からでもできるのではないでしょうか。


我々の意志は弱く、ともすれば一時的な選好に流され、将来の自分を裏切ってしまいます。
もし「こうしていればよかった」と後悔していることがあるとすれば、それは過去の自分に軽視され裏切られ続けた結果なのです。
そう考えるとなんだか悲しいですね・・・・・・。
もう裏切られ過ぎて人間不信になりそうです・・・・・・。
しかし、
過去の自分を恨んでいても仕方ありません。
それよりも、将来の自分のために今何ができるかを考えるべきでしょう。そうすることが、過去・現在・未来を通したあなたの人生の、最大利益になるはずです。
まずは上述の解決方法を試してみてはいかがですか?


こうしている今も、未来のあなたが、あなたを信じて待っていますよ!