2016年1月18日月曜日

ひとりでできるもん!

はじめまして!かりと申します。まるきゅうの…なんだろう?姐御とかかっこよくていいなぁ。

2016年に入って早くも半月が経ちましたが、
今年最初のまるきゅうProjectの勉強会が13、14日に行われました!
なんと今回は2日間にわたる集中勉強会です!
4人の発表とディスカッションという、盛り沢山な内容でお送りします。

その中で私の発表の内容を紹介させてもらいますね。

テーマは、「ひとりでできるもん!」です!
出オチ感満載のテーマですが、中身はちゃんと勉強の話です。
そう、「ひとりで」勉強できるようになるにはどうすればいいのか、
というのを研究した「自己調整学習」という教育心理学の内容について発表しました。

参考にしたのは「自己調整学習の理論」(バリー・J・ジマーマン、ディル・H・シャンク編著)と
「自己調整学習の指導」(バリー・J・ジマーマン、セバスチアン・ボナー、ロバート・コーバック著)という本です。
「~理論」の方は教育心理学について結構専門的で難しいので、
教師が指導に取り入れる際の方法について書かれた「~指導」の方を中心に
指導する側目線だけでなく、自分たちの勉強法にも生かせないか検討してみました。

そのうえで、せっかく東大生という勉強のプロが沢山集まっているので!
皆の勉強法で自己調整学習に生かせるものがあるか聞いてみました!

実際の勉強法の前に、自己調整学習について簡単に説明します。
まず、自己調整学習とは、「学習行為の中で、目標を達成する為に自己調整する思考・感情・行為のこと」とされています。
その最終目標は、学習者が「自分はできる」と思い、自分で学習するようになることです。


その中では、4段階のサイクルに分けて考えられています。
①自己評価とモニタリング
 一番初めに、学習状況の記録を取るなどして現在の状況を知り、
 自分で評価することからはじめます。
  
②目標設定と方法計画
 次に、目標を設定して計画を作成していきます。
 「ちょうどいい」計画を立てられるようになることが自己学習の大事なポイントなのではないかと思います。
 
③実行とモニタリング
 ②で作成した計画に基づいて実際に勉強していきます。
 ここで、実際の勉強の進み具合などついても記録します。

④実施結果とモニタリング
 どれくらい計画に沿って勉強ができたかをチェックします

これで、①自己評価とモニタリングに戻り、計画を手直しして、
勉強を自分で進めていくというのが、自己調整学習です。

とはいえ、実際にやるのは難しいですよね…?
私は計画を立てるのが未だに苦手です。
そこで、先ほど述べたように皆がどのような方法を取っているか
①計画の立て方
②ノート取り
③テスト勉強
の3つについて聞いてみました。
その中からいくつかを紹介したいと思います!

①計画の立て方
本に記載されていた効果的な計画の立て方に沿って紹介していきます。
 1、規則正しい学習時間を設ける
  (例)ラッシュを避け,早めに登校して勉強する(電車内でもゆったり勉強!)
 2、無理のない時間設定
  (例)今日中にここまでやると決めてひたすらやる
    一度範囲を決めずに取り組んで実際の勉強量に応じて計画を変える
    時間に余裕を持つために、前々日に徹夜する
 3、一定の学習の場所を使う
  (例)喫茶店でお金を払うことでプレッシャーを自分にかける、
    ベッドからなかなか出られないからベッドに勉強道具を持ち込む
 4、課題に優先順位をつける
  (例)苦手な科目から始めることで後が楽になる
 5、誘惑に対してノーを!
  (例)ツイ禁宣言をして、周りに見張ってもらう
 6、ご褒美作戦
 
②ノート取り
 ・世界史で、ジャンルごとにノートをつくる
 ・数学は余白を取る派も、ぴっちり書き込む派も。
 ・マインドマップ法 教科書などをまとめるときに有効なのだそうですが、関連のある内容をつなげて図をつくっていくというものです。
さらに、話のかたまりごとに付箋に内容を書き留めていってあとで関連のあるように貼り直せば話の飛ぶ先生の授業でも整理しやすいのでは、という声がありました。

③テスト勉強
 ・問題集を繰り返して感覚でなんとなくでも解けるようにする
 ・英語など、苦手な分野を分析してから集中的に説く

いかがでしたか?
全体を通して、私が感じたことをひとつ。
皆自分の得意不得意、性格とかをある程度わかっていて、
それに合わせた勉強法を見つけることができているように思いました。

上にあるだけでも色々な方法がありますので、
試して自分に合うものを取り入れてみるのはいかがでしょうか?
こんな風に計画立てたり、勉強してるよってお話もお待ちしています!

それではここまで読んでくださりありがとうございました!

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